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平成29年度多文化共生講演会 (2017.11.26)


   平成29年度多文化共生講演会が11月26日(日)午後1時から丹波市のポップアップホールで開催されました。開場前から長蛇の列ができ、会場はあっという間に満席となりました。
 オープニングは陳 曼麗(チェン マンリ)さんの二胡(にこ)の演奏で始まりました。「ふるさと」「舟歌」など日本の曲も演奏して下さり、哀愁を帯びた二胡の音色に、会場の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
 続いて体験・実践発表が行われ、日本語教室で学ぶ丹波市在住の「毛 林(もう りんほう)君(中国人)」と「ズオン テイ トゥイさん(ベトナム人)」が、日本に来て驚いたことや現在の生活のこと、将来の夢等について発表して下さいました。その後丹波市立東小学校の6年生3名によるオーストラリア短期留学の発表も行われ、プロジェクターを使って今年の夏に行ったオークリーサウス小学校での体験を発表しました。
 講演会では落語家で僧侶の「露の団姫(まるこ)さん」に落語と講演をしていただました。落語では会場は大きな笑い声が響き、引き続き行われた講演会でもおもしろおかしく話を進められ、講演会のテーマである「一隅を照らす」ということを教えていただきました。
 「一隅を照らす」とは家庭や職場等自分自身が置かれたその場所で精一杯努力し、明るく光輝くことのできる人こそ、何ものにも変えがたい貴い国の宝である。あなたの置かれている場所や立場で、ベストを尽くしてください。あなたが光ればあなたのお隣も光ります。一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていく。集まった光が日本を、世界を、やがて地球照らします。
  露の団姫さん、すばらしい講演をどうもありがとうございました。

日本語支援員研修会 (2017.11.12)


   兵庫日本語ボランティアネットワーク主催の「日本語支援員研修会」が第1回目を10月29日(日)にNPO法人篠山国際理解センター交流室で、第2回目を11月12日(日)に丹波市柏原住民センターで開催されました。
 受講生は丹波地域の日本語教室で外国の方に日本語を教えているボランティアの方で「学習者の発話を促すための活動方法とは?」いうテーマで講師の尾形 文先生からアクティブラーニングについて教えていただきました。
 さて、アクティプラーニングとは「一方向的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う」と学術的に定義されています。
 今回は第2回目の研修会で、アクティブラーニングに基づき、学習者の発話を促すために、身近な題材を使って自分で教材を作り、一人ひとり発表しました。日頃、外国人に日本語を教えている支援員さんならではの発想で、それぞれに新しいアイデアや工夫を凝らし、学習者に寄り添った教材ができあがりました。
 尾形先生、ご指導いただきありがとうございました。

日本文化を体験・バスツアー (2017.10.15)


   今年度の「日本文化を体験・バスツアー」は40名の参加者があり、300年の伝統を持つ
出石そば打ちを体験しました。
 初めに4人1グループになってそば粉に水を少しずつまぜるところから始めました。そば粉をひとまとまりになるまでまぜて、練っていきます。まとまった生地はのし棒を使ってのして
いきます。中国の男性グループは日頃から麺を打っているとのことで、上手に練ったそばを
のし棒でのし、包丁で麺を同じ幅で切られていました。他のグループの皆さんもそれぞれに
楽しんでそば打ちをされていました。
 打ったおそばはすぐにグループごとに茹でられ、試食しました。細い麺やら太い麺が混じっているグループもあり、「この太い麺はだれですか?」と茶化されている方もいて、和気あいあいとした雰囲気の中で、自分たちの打ったそばに「おいしい」と大喜び。
 昼食後は出石城下を散策しました。この日は出石の秋祭りで「喧嘩だんじり」を見ることができ、勇壮なだんじりに皆さん驚いておられました。

ケント・オーバン「若き親善大使」報告会 (2017.8.28)


   丹波市からアメリカワシントン州のケント市・オーバン市へホームステイしていた「若き親善大使」5名と引率者1名が10日間の滞在を終え、8月18日に無事帰国しました。その後8月28日に報告会があり「若き親善大使」たちは、短期交換留学の成果を発表しました。
 身振り手振りを交えて堂々と自分の意見を発表した生徒さんやホームステイ先でアメリカの大らかさを身をもって感じた生徒さん、将来は通訳者になりたいと夢を見つけた生徒さんや、もっと英語を勉強してまた行ってみたいと思った生徒さん等それぞれに貴重な体験を持って帰られました。キラキラと目を輝せて発表した「若き親善大使」たちに一段と逞しく成長した姿を見ました。この貴重な経験を将来に活かしてくださいね。
  生徒たちの先生であり、お姉さん的存在であった引率の難波さん、大変お世話になりありがとうございました。

「若き親善大使」アメリカへ向け出発 (2017.8.8)


   アメリカ ケント市・オーバン市からの「若き親善大使」が10日間の滞在を終え、7月30日に帰国されました。日本からは「若き親善大使」5名と引率者1名が、アメリカ ケント市・オーバン市へ向けて8月8日に出発しました。
 出発に向けて8月2日には壮行会が行われ、生徒さんたちはケント市・オーバン市で行う自己紹介等のスピーチを英語で披露しました。5月から学習会で練習を重ね、壮行会では堂々と発表することができました。本番、頑張ってくださいね。

アメリカ ケント市・オーバン市から「若き親善大使」来丹(2017.7.21〜30)


   今年も丹波市と交流を続けているアメリカ ワシントン州 ケント市・オーバン市から、「若き親善大使」6名と引率者1名が来日しました。
 一行は26日の午前中に市長を表敬訪問し、それぞれ日本語で自己紹介をしました。
  午後からは、柏原高校との交流会に参加し、少林寺や茶道、書道など日本の伝統文化に触れました。柏原高校の生徒さんに丁寧に教えてもらい、貴重な体験となりました。
 一行はそれぞれのホストファミリーの家に滞在し、京都観光やホストファミリーたちとの観光などを楽しみ、30日に帰国されました。
  8月8日に丹波市から交換留学生として5名の「若き親善大使」と引率者1名がケント市・オーバン市に向かいます。

国際理解フォーラム2017 グローバルフィールドに参加 (2017.7.9)


   NPO法人篠山国際理解センター主催の「国際理解フォーラム2017 グローバルフィールド」が丹南健康福祉センターの2階研修室で開かれ、丹波地域で国際交流の分野で活動している団体が一堂に会しました。
 フォーラムは丹波市地域おこし協力隊の「中川ミミさん」の基調講演、各団体の活動発表や展示、ポスターセッションがあり、当協会と丹波生郷国際交流協会はパネル展示で参加しました。交流のつどいで発表していただいた柏原高校インターアクト部も防災紙芝居で発表されました。
  今回、丹波地域で活動されている団体の活動内容を知るよい機会となり、情報交換の場となりました。

「草の根国際功労賞」受賞 (2017.6.2)


   このたび、『柏原日本語教室「こんにちは」』は長年在住外国人への日本語学習支援や生活支援により、多文化共生社会づくりに対する功績が認められ、ひょうご国際交流団体連絡協議会から草の根国際功労賞が贈られました。
 柏原日本語教室「こんにちは」は兵庫ボランティアネットワークが設立された翌年(1998年)より兵庫県国際交流協会が実施した日本語ボランティア養成講座を受講された4名の有志で教室を開設されました。
 当時は、1990年の入管法改正によって来日された日系南米人、特にブラジル人の就労が目立ち、教室にはブラジル人、近くの工場で働くインドネシア人、中学、高校のALTの人たち20名程の参加があり、ピーク時には70名を数えたとお伺いしております。
  教室は代表者である時里さんの自宅を開放し、日本語の支援だけでなく、生活支援も合わせて取り組まれ、学習会の後はお茶会を開き、色々な情報交換で在住外国人の心地よい居場所にもなっています。また、病院への付き添い、地域での生活の助言、離婚などのトラブルの相談も受けるなど生活支援として果たしている役割は大きいです。
  教室のスタッフの中には90時間の講座を受けられた人もあり、スタッフが絶えず教えることに努力を続けられていること、学習者にとって日本のお母さん的存在であることが 教室を19年間近く続けてこられたことに繋がっています。
 柏原日本語教室「こんにちは」の皆さま、草の根国際功労賞受賞誠におめでとうございます。

平成29年度お料理教室 (2017.6.11)


   今年度、お料理教室の講師は中国出身の「姚桂英(ようけいえい)」さん。協会の行事でたびたび水餃子や蒸ぎょうざを作って持ってきてくださいました。皆さんから、「姚さんに料理を教えてもらいたい」との要望があり、今回お料理教室で「水餃子と蒸餃子」を教えていただくことになりました。アシスタントとして姚さんのお友達の大槻宏燕(おおつき ほんえん)さん、西山海英(にしやま かいえい)さんにもお手伝いいただきました。
 水餃子も蒸餃子も皮の中の具になる野菜をみじん切りにするのですが、今まで見たことがないほど細かくみじん切りにし、ひき肉と合わせます。皮は強力粉と薄力粉を混ぜて作るのですが丸い形にのばすのが難しく、具を包むのもひと苦労しました。
 できた水餃子と蒸餃子はさっそく試食しました。おいしい餃子をほおばりながら、参加者どうし会話もはずみ、楽しい料理教室となりました。
 姚さん、大槻さん、西山さんありがとうございました。

平成29年度定例総会 および 交流のつどい  (2017.5.21)


 平成29年度総会および「交流のつどい」を開催しました。
  今年度は、総会の後に会員研修会を行いました。講師に丹波市地域おこし協力隊の「中川 ミミさん」をお招きし、「世界に出て見えた丹波の良さ」と題してお話をしていただきました。
 午後からは柏原ロータリークラブとの共催で「交流のつどい」を開催しました。丹波市在住の外国の方にたくさんご参加いただき、まずは各テーブルに分かれて軽食を食べながら歓談しました。その後、柏原高校インターアクトクラブによる「多言語防災紙芝居」、氷上高校インターアクトクラブによる「丹波市観光名所クイズ(日本語・中国語)」氷上西高校の各インターアクトクラブの生徒さんによる「大型カルタ」で会場は大いに盛り上がりました。
 また、中国の方による民族舞踊では、扇子や布を使っての踊りは楽しく、見入ってしまいました。
 ご協力いただきました出演者の皆さま、参加者の皆さまありがとうございました。